移動中毒日誌

旅行に行きたい人の旅行に行けないブログ

とりあえず、書いてみる。

ブログを始めるのは人生で4回目である。

記念すべき最初の1回は、中学1年のとき。

たしか友人5人で共同運用をして、初めこそその日の出来事や気になることなど、真っ当な記事を書いていた記憶があるが、

そのうちやはり皆、飽きるものであって、段々とSNS化し、ゴミ記事が増え、リアルでトラブルがあった際にはその延長戦の場と化し、誰かをハブり誰かがハブられ、よくわからないまま自然消滅した。

 

…自然消滅したはずであったが、どうやら広い電子の海のどこかでまだ残っているらしい。

恐ろしくて探す気になれない。

 

2回目は、高校3年生、大学受験のとき。

受験生がブログを始めるとは考えられないと思う人もいるだろう。ブログに時間を取られて勉強ができないじゃないか、と。

 

結論から言えば、それは無用な心配であった。

 

もともと、勉強の記録をつけて、モチベーションを維持することを目的として初めたのだが、そもそもの問題として、自分でも驚くほど勉強をしなかった。

つまり、記録すべきこと(=書くこと)が無かったので、逆説的にブログに時間を取られることもなかったのだ。

我ながらとんでもない高校生活だったと思う。

 

当然、このブログも自然消滅した。

一方で、大学はなんとか現役で入れたので、意味はなかったが目的は果たすことができた。

 

3回目は、たしか大学生のとき。

これは本当に記憶がない。FC2からブログ開設のメールが来たのが残っているので、

開設したことは間違いないのだが、いつ、何を目的に初めたのかが一切記憶にない。

少なくとも、当時大学生の時期において、ブログに記事として記録できるような、有為な生活を送っていたとは考え難い。

それほどまでに荒廃しきった大学生活であった。

 

 

そして今回、4回目である。

開設を決意した理由はいろいろあるが、一番大きいのは、社会人になってからの、アウトプットの経験があまりに少ないということへの危惧だった。

もともと、自分を表現するのが苦手な質ではあったのだが、あろうことかエンターテイメントという、表現で飯を食う業界に飛び込んでしまった以上は泣き言を言っていられない。

少しずつでも、表現すること、アウトプットすることの訓練が必要だと感じた。

そのためのツールとして選んだのが、たまたまブログだった。

 

正直、アウトプットすることに慣れていなさすぎて、

この文章を書くのもかなりおっかなびっくりである。

一単語・一文字を書くのすら、これで正しいのか、読んでいておかしくはないかという

疑問と葛藤と戦いつつの作業である。

 

それでも、表現の練習として、今後の記録として、できるところまで続けてみたい。

すでに前科三犯なので、期待はしていない。

期待するのもされるのも嫌いな自分にとっては、それくらいがちょうどいい。

 

将来の自分が、少しでも楽になると信じて。